バイナリーオプション関連で販売されているサインツールの中には「勝率6割」程と中途半端なものがあり、一見すると長期的には勝てそうなものがあります。

これらサインツールの特徴は「10年間のバックテスト」を行っており、実際に10年間の勝率は6割を超えています。

10年間で6割を超えているのであれば、長期的に見ればプラスになる様に見えますが、実際に勝率は6割を切る様になっています。

海外バイナリーオプションは好条件時にエントリー出来ない

サインツールの前にまず覚えて欲しいのが海外バイナリーオプションは「好条件時にエントリー出来ない」様に制御されています。

例えば大きな値動きがあった直後は反発しやすいので反発狙いが有効なのですが、海外バイナリーオプション業者の多くは「値動きが激しい為、約定出来ません」と言い訳をしてエントリーできなくしています。

サインツールは海外バイナリーオプション業者のデータを見ている訳ではないので、どんな状況であってもエントリー出来たものとして勝率を出します。

この差がかなり大きく、サインツールで6割の勝率があっても、実際の勝率は大きく下がる傾向にあります。

通貨を絞れば6割超えは簡単に作り出せる

サインツールで通貨や時間の指定があった場合、そのサインツールの信頼性は大きく揺らぎます。適当な条件でサインツールを作っても、勝率6割を超えるケースはいくらでも作り出せるのです。

そもそも相場には100%決まった法則性はありません。通貨や時間(5分足や1時間足)などによって動きは大きく異なります。

適当に作ったサインでも通貨や時間によっては6割を超えケースは発生します。そのくらい通貨や時間によって動きが異なっているのです。

特に仮想通貨なのどは、上がっているものだけをチョイスすれば勝率は上がるので、勝率を合わせやすくなっています。

バックテスト自体は勝率を底上げしている

バックテストは過去のデータを参照しています。深い話は抜きにしますが「過去データを参照した場合、勝率は上がる」様になっています。

過去10年分で勝率が6割あったとしてもあくまでも過去データを参照しているだけなので実際に勝率は確実に6割を切ります。

海外バイナリーオプションのペイアウト率は1.8倍程度

海外バイナリーオプションの多くはペイアウト率1.8倍程となっています。30秒取引などでは2倍近くになりますが、引き分け(引き分け=負け)になりやすく、予想もしづらいのでおすすめは出来ません。

15分取引などはペイアウト率1.8倍程度になるのですが、ペイアウト率1.8倍では勝率55%でトントンになります。

その為最低でも勝率55%必要ですが、勝率6割のサインツールでは良くて勝率55%程度に落ち着くの、実際にはほとんど勝つ事ができない様になっています。

サインツールは勝率詐欺

バイナリーオプションのサインツールを販売している業者は「海外バイナリー業者の有利な判定」や「バックテストの勝率が上がる」などの情報を隠しています。

サインツールを作っている人であればこれら事実を知らない訳がありません。

情報を隠してサインツールを販売している以上「勝率詐欺」と言われても反論できないはずです。

バイナリーオプションのサインツールは99%詐欺なので購入されない事をおすすめします。もしサインツールに興味のある方はご自身で作られる事をおすすめします。

最近ではAIでも作る事は出来ます。

また国内FX・バイナリー調査隊 ではサインツールの作り方も紹介されています。